!注意!今回結構グロいです。苦手な方は引き返してください!

とある週末の夜。
皇子は国を追われたこともすっかり忘れ、仕事帰りに従者と飲むことにしました。


スーツを着ていますが、主な仕事はタバコの吸殻集めです

「なあ、従者よ」

なんでしょ

「もう年末だよね。俺、そろそろ国に帰れるかなあ」

無理でしょ。「くるもの拒まず去るもの追わず、されど去ったもの再びくることあたわじ」
それが皇子の国の大原則でしょ。

「あたわじ ってどういう意味?」

出てったら戻って来れないってことですよ。ところで皇子、実はですね

「なんだよ」

ここの店に来たのはただの飲みじゃないんですよ。

「そうなの?」

この店はね、皇子様企画にわりとぴったりな感じのメニューがあるんですよ

「またフジヤマとかそういう大食い系?マンエリだよね」

マンネリね。難しい間違え方しますね皇子。

「なんでもいいや。で、そのメニューって?」

ポンテギ でございます。

「なんかかわいい名前だね。卵料理?」

合言葉は「ポンテギ!」